倉庫生活 10th day

今朝の夢で、僕は高校生に戻っていた。宿題をやってきていなくて怒られる、という悪夢である。懐かしい感覚だ。大学生はもはやそういう時代ではない。今日も僕は、自分の宿題を自分で考えなければならないのである。

などと大層なことを考えつつ、昨日の残りのカレーを食らってから授業を受けた。夕方、早めの風呂を沸かそうと思ったら湯船に栓をするのをすっかり忘れていた。そう、我こそはドジっ子成人男性である。江坂さんに申し訳なかった(シェアハウスなので水道代は管理人の江坂さん持ちである)ので、シャワーだけで済ませてついでに湯船の掃除もした。日本古来の禊というやつである。全くの余談だが、ここに住んでから僕は毎日体をシャンプーで洗っている。ほんの1か月のために新品のシャンプーとボディソープを両方用意するのは馬鹿らしく、片方しか選べないならシャンプーだろうと思ったからだ。人間は、1か月間体をシャンプーで洗い続けたらどうなるのだろうか。全身毛だらけにでもなったら面白いが、どうせそう大したことにはならない気がする。

今日は夕日が綺麗だった。実家の夕日も綺麗だったが、それは常に山に沈んでいった。この我が家から望む夕日は、並み居る高層ビルをみるみる分け入って、そのさらに奥にある山脈の向こうに身を委ねて沈んでいった。田舎では見ることのできない夕焼けであった。

夜はkamijoくんとシェアハウスつみきへ遊びに行った。江坂さんがもらってきたたらの芽を天ぷらにして食べたが、植物とは思えないほど旨味が乗っていて非常に美味かった。

たらの芽の天ぷら

その後、飲みながら江坂さんと名古屋の文化について話をしていた。名古屋には文化がない。古いものを取り壊して新しくし、それが古くなったらまた取り壊す、というモグラ叩きみたいなことを繰り返しているからである。2024年、名古屋大学の伝統ある古代アリーナが取り壊され、いかにも近未来的で奇抜な、よく分からない建物が建つらしい。江坂さんの言葉を借りると、「名古屋はハードを作ることに躍起になって、ソフトは蔑ろにするか、東京に発注してばかりいる」という。名古屋大学はこの先、一体何がしたいのだろうか。次はどこの命名権を売れば気が済むのだろう。

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