大学に入学すると、地元を離れて下宿をする人が多くいます。
下宿の手段として、一人暮らしと、シェアハウスで複数人と暮らすことが考えられます。
その違いを紹介します。
この記事を書いた人
江坂大樹
1994年愛知県刈谷市出身。名古屋大学情報文化学部2020年卒業。休学と留年をして学部に7年在学。学生時代は大学の中と外で十分に活動していた。土地、地域、人、場所とそこに紐づくカルチャーに興味を持っている。
会話
一人暮らしでは、暮らしの中に原則会話がありません。当たり前ですが一人なので、会話をしなくても暮らすことができます。
一方でシェアハウスでの暮らしでは会話がとても重要です。単に「会話の機会が多くて楽しい」ということではなく、シェアハウスにおいてもっとも重要な要素が会話といっても過言ではありません。
同じ場所に住んでいると会話をしなければならない機会がたくさんあります。たとえば冷蔵庫の中によくわからない食品があったら、それがなにか同居人に尋ねたほうが安心です。洗面所が赤くなっていたら、それが絵の具を流したあとなのか気になります。
つまり、会話をしないとわからないことがあります。そして会話をしないと、どんどんわからなくなっていきます。
そうすると場所が窮屈に感じます。窮屈な場所は居心地がよくないので、シェアハウスの暮らしはうまくいきません。きっと相手を攻撃して追い出すか、自分が出ていくことになるでしょう。
食事
一人暮らしの食事は寂しいものです。自分で作った料理は自分しか食べず、感想もひとつです。
その上、たくさん買ってしまった食材はかならず自分一人で消費しなければなりません。
一人暮らしでは、つねに冷蔵庫の中身の状態が気になってしまうものです。あの肉を今日中に調理しないといけない、炊飯器の中にご飯が残ってたらカリカリになってしまう、白菜がたくさんあるからその白菜を使う必要がある、など。
シェアハウスであれば、同居人と食材をシェアできるため、食事の彩りは自然と増します。余った食材や料理はあげることができるし、すこし欲しいものがあったら分けてもらうこともできます。
その代わりにキッチンの自由度は、一人暮らしのほうが高くなるでしょう。冷蔵庫の中身に奇妙なものが入っていることはありません。どれだけカレーを作り続けてクミン臭くなっても、文句を言う人も(少なくとも家の中には)いません。
配慮(気遣い)
シェアハウスで暮らすことは、場所をシェアすることです。自分だけのスペースもある場合もありますが、必ずどこかは一緒に使うことになります。
そうすると、そのシェアしている部分は自分だけで支配することができません。つまり自分以外の誰かが使うことを考慮する必要があります。
例えば、自分がトイレで砂で洗うタイプでも、同居人が砂では無理でペーパーで拭き取るタイプの人であれば、同居人へ配慮してペーパーを利用すべきです。
寒がりの人であればすこし暖房の温度を高めに設定した方がいいでしょう。
同居人が同じヘアドライヤーを使いたくないという場合は、自分のヘアドライヤーを買いましょう。
全部を相手に合わせる必要はありませんが、暮らしをシェアする上で、一人暮らしでは気にしなくてよいことに、いくらか折り合いをつけることになります。
最後に
シェアハウスの同居人とは親密になる必要はありません。
でも「近所の人」として適切に接する必要はあります。
そのためにはやはり会話がもっとも重要になります。ぜひみなさんも近所の人を大切にしてあげてください。
一人暮らしとシェアハウスの違い
大学に入学すると、地元を離れて下宿をする人が多くいます。
下宿の手段として、一人暮らしと、シェアハウスで複数人と暮らすことが考えられます。
その違いを紹介します。
この記事を書いた人
江坂大樹
1994年愛知県刈谷市出身。名古屋大学情報文化学部2020年卒業。休学と留年をして学部に7年在学。学生時代は大学の中と外で十分に活動していた。土地、地域、人、場所とそこに紐づくカルチャーに興味を持っている。
会話
一人暮らしでは、暮らしの中に原則会話がありません。当たり前ですが一人なので、会話をしなくても暮らすことができます。
一方でシェアハウスでの暮らしでは会話がとても重要です。単に「会話の機会が多くて楽しい」ということではなく、シェアハウスにおいてもっとも重要な要素が会話といっても過言ではありません。
同じ場所に住んでいると会話をしなければならない機会がたくさんあります。たとえば冷蔵庫の中によくわからない食品があったら、それがなにか同居人に尋ねたほうが安心です。洗面所が赤くなっていたら、それが絵の具を流したあとなのか気になります。
つまり、会話をしないとわからないことがあります。そして会話をしないと、どんどんわからなくなっていきます。
そうすると場所が窮屈に感じます。窮屈な場所は居心地がよくないので、シェアハウスの暮らしはうまくいきません。きっと相手を攻撃して追い出すか、自分が出ていくことになるでしょう。
食事
一人暮らしの食事は寂しいものです。自分で作った料理は自分しか食べず、感想もひとつです。
その上、たくさん買ってしまった食材はかならず自分一人で消費しなければなりません。
一人暮らしでは、つねに冷蔵庫の中身の状態が気になってしまうものです。あの肉を今日中に調理しないといけない、炊飯器の中にご飯が残ってたらカリカリになってしまう、白菜がたくさんあるからその白菜を使う必要がある、など。
シェアハウスであれば、同居人と食材をシェアできるため、食事の彩りは自然と増します。余った食材や料理はあげることができるし、すこし欲しいものがあったら分けてもらうこともできます。
その代わりにキッチンの自由度は、一人暮らしのほうが高くなるでしょう。冷蔵庫の中身に奇妙なものが入っていることはありません。どれだけカレーを作り続けてクミン臭くなっても、文句を言う人も(少なくとも家の中には)いません。
配慮(気遣い)
シェアハウスで暮らすことは、場所をシェアすることです。自分だけのスペースもある場合もありますが、必ずどこかは一緒に使うことになります。
そうすると、そのシェアしている部分は自分だけで支配することができません。つまり自分以外の誰かが使うことを考慮する必要があります。
例えば、自分がトイレで砂で洗うタイプでも、同居人が砂では無理でペーパーで拭き取るタイプの人であれば、同居人へ配慮してペーパーを利用すべきです。
寒がりの人であればすこし暖房の温度を高めに設定した方がいいでしょう。
同居人が同じヘアドライヤーを使いたくないという場合は、自分のヘアドライヤーを買いましょう。
全部を相手に合わせる必要はありませんが、暮らしをシェアする上で、一人暮らしでは気にしなくてよいことに、いくらか折り合いをつけることになります。
最後に
シェアハウスの同居人とは親密になる必要はありません。
でも「近所の人」として適切に接する必要はあります。
そのためにはやはり会話がもっとも重要になります。ぜひみなさんも近所の人を大切にしてあげてください。
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